とんかつちゃんぽん
とんかつちゃんぽんをご存じだろうか。
鹿児島県の北部の伊佐という所にある福島食堂の名物である。
私は初めてその名を聞いたときに戦慄したのを覚えている。
ちゃんぽんにとんかつを乗せるなど常人ならざる発想。
悪魔の所行ではないか。
その日から私はとんかつちゃんぽんにとりつかれることとなった。
来る日も来る日もとんかつちゃんぽん。
なにをしててもとんかつちゃんぽん。
道を歩いてとんかつちゃんぽん。
お風呂に入ってとんかつちゃんぽん。
とんかつ食べてとんかつちゃんぽん。
あぁ、これは恋ではなかろうか。君は一時も私の頭から離れない。
スポンジを見てとんかつに思いを馳せるようになってしまった私は
日常生活に影響が出たと判断し、車を走らせた。
伊佐よりもほど近い姶良という場所にあるイオン内のフードコートに
福島食堂が出店しているという情報を得ていたため一路姶良へ。
バーガーキング(鹿児島初出店)の誘惑を振り切り福島食堂へ急ぐ。
あぁ、目の前にあらわれる福島食堂。
恋い焦がれたあなたと今出会うことができました!!
眼前のとんかつちゃんぽんは期待を裏切らぬビジュアル。
当然のごとく+ライス
味も納得のものでした。とんかつの衣にもうっすら味付けがしてあり
ちゃんぽんと完璧なマリアージュ。
ここに通おうと決める朝白屋であった。
とんかつマシマシなアクセはこちらから!!
ロストワックス造形の修正法
これ知ってました?
いやぁ、ちょっとびっくりしちゃった。
こんなに明確な違いがあったんですね、
厳格さをだしたい時は「おかき」、もっとフランクに行きたい時は「おせんべい」ぐらいのもんだと思ってました。
じゃあソーセージとウインナーは?おはぎとぼたもちは?達也と和也は?きれいな顔してるだろ?ウソみたいだろ?死んでるんだぞ、それで?蛍なんですぐ死んでしまうん?
あふれ出る知識欲が暴走しつつあらゆる手段を用いて色々調べました(スマホ)
調べるうちにこんなページにあたりました。
すごい!あらゆものの違いが明らかに!!
・
・・
・・・・
なんか全部わかっちゃうとつまんないね。
こういう知識って調べた直後はそうか!!!ってなるけど3日もすれば忘れちゃうんだよなぁ。会話のネタにはなるけど豆知識披露君にはなりたくないし、いまいち脳に焼きつかないというか・・・
せんべいもおかきもどっちもおいしいよね!
--------
さて、朝白屋はロストワックス法でアクセをつくってるんですけども、たまには役立つ情報をお届け!!
今回はリング造形のリカバリー法です。
ロストワックス法の利点は造形に好きなだけ時間をかけることができ、なおかつ修正、追加が簡単、というところにあると思います。
しかし、リングの造形において、細くしすぎたリング幅を太くすることはなかなか難しいです。
指に触れる部分はサイズを測って作ってるわけですから、下手に追加してしまうとサイズが変わってしまう恐れがあります。
今回はそれを修正する方法をご紹介。
こんな風に一部がえぐれてしまっても大丈夫、修正できます。
準備するのはリング用のゲージ棒。
木製の方は銀粘土のキットなんかについてますね。
金属でも木製でもどちらでもいいです。
これに修正するリングをはめて、追加したい部分の下地にワセリンを塗ります。これがゲージ棒にワックスがくっつかないように働きます。ワセリンがなければリップクリームなんかでもいいですね。
矢印部分にワセリンを塗ってます。
あとは溶かしたワックスを追加するだけです。
熱したスパチュラやワックスペンで追加することになると思いますがそのとき注意することが2点あります。
まずはスパチュラやワックスペンの先端をしっかりとゲージ棒にあてながらワックスを追加すること、こうすることできれいな面が得られます。
もう一つは、追加のワックスはただ乗せるだけではなく土台となるワックスを少し溶かしてから追加する事。こうすることでワックス同士の境目がなくなります。土台を溶かさずに追加をしてしまうと温度差で絶対に境目ができます。こうなると強度は全然ないですし、鋳造時にバリやヒビの原因となってしまいます。
これもスパチュラの先端を土台のワックスにあてながら追加するといいカンジに土台が少し溶けて追加ワックスと一体化していきます。
綺麗に追加出来ました。
追加が終わったらあとは削りだして形を整えるだけ!強度に不安があるなら思い切って鋳造してメタルになった後に修正するのも手です。
はい!修正完了!綺麗なもんです。
まぁ、こんなことしなくてもドカっとワックス盛ってリーマーでゴリっと削っちゃえばいいんだけどね!!ホラ!絶対こっちの方が綺麗にできるからね!嘘じゃないぞ!
朝白屋絶賛発売中
今日はここまで!
ボルケーノ
もう一つ鹿児島ネタを。
今日のテーマは桜島である。
桜島はその名の通り昔は島であった。
しかし大正時代の大噴火で流れ出た溶岩によって大隅半島と陸続きになってしまった。
ここがつながった部分。
とんでもない量の溶岩が流れ出たことがわかりますね。
そう、桜島は活火山なのだ。
最近は少し落ち着いているが数年前は週一ペースで噴火していた。
噴火するとなにが起こるか。
・・・火山灰がふるのである。
これがまぁ非常に厄介!
砂と違って非常に粒子が細かくいたるところが灰まみれになる。
洗濯物なんか一瞬でグレーに染まるし、傘も差さずに歩けばあっという間にシンデレラの出来上がりである。
噴火の様子、雲の切れ間から覗く噴煙がおわかり頂けるだろうか。
これが降ってくるのだ。
これだけでもやっかいだが稀に雨が降っている時に噴火が起きる事がある。
さて、その場合どのような事が起こるでしょう?
正解はこうだ!!!
やってられっか!!!
かすたどんと琥珀のリング
「かすたどん」をご存知だろうか。
スポンジ生地でカスタードクリームを包んだ鹿児島銘菓である。
「どん」とは鹿児島弁の敬称でわかりやすいのが西郷さんを西郷どんという使い方であろう。
すなわち、「かすたどん」とは「カスタードクリームさん」と同義語なのである。
いかがだろう、作:やなせたかしかと思われるようなすばらしいネーミングセンスである。
「かすたどん」をご存じない方は「萩の月」を思い浮かべていただければいい。
非常に似ている、いや、もうほぼ同じである。
初めて萩の月を知った時、かすたどんの真似してんじないよ!と思ったものだが、どうも調べるうちにかすたどんの方が後発であるらしい。
ぐぬぬ・・・・これは今の時代なら法的手段をとられるのではないのでしょうか・・・
やっと手に入れたビックリマンシールにロッチの文字を見つけたときと同じ気持ちになったよ・・・
鹿児島で放送されていたかすたどんのCMである。
30代以上の鹿児島育ちの人間に「好きです!!」と言うと、
ほぼ100%「かすたどん!!」と返ってくるでしょう。
近くの鹿児島育ちの人間にためしてもらいたい(自己責任)。
そこからはじまるロマンスがあってもいいじゃない!!
本日の製作、琥珀のリング原型完成しましたよー!
ショップもよろしく!!
ゼロから始める彫金講座 ~リハビリ編~
先日はこの様な記事をアップしてしまい、すいませんでした!
調子にのってヒメノアール(古谷実先生)まで読んでしまってすいませんでした!!
電気をつけっぱなしで寝てしまいすいませんでした。
冷蔵庫のチョコレート勝手に食べてすいませんでした!
靴下を裏返したまま洗濯機に入れてしまいすいませんでした!!
朝白屋の家庭内でのポジションが透けて見えたところで、皆様、ボンジュール。
いや~、昨日あんな記事をアップしてしまったわけですが、ふと冷静になります。
クリスマス商戦が迫っている!!
クリスマスぅ?そんなのまだまだ先でしょ、と漫画を読みつつラジオを聴きつつテレビを見るというマルチタスク能力を存分に発揮していた昨年。
あれよあれよという間に12月がせまりそしてろくに宣伝もできずに過ぎていったクリスマス。まさに光陰矢のごとし、年金霞のごとし(社会風刺)。
今年は早め早めに準備をしようと心に決めていたのです。
じゃあこんなことしてる場合じゃない!量産体制にはいるのじゃ!!
となったところで、やはりこれが心に引っかかっている、どうしてもやらずには居られない。
ってなわけでクリスマスはひとまず置いて、今回のテーマはこれだ!!
タガネです。ずいぶん放置してしまいました。ゴメンヨ。
さぁ、企画再開を祝しまして、早速彫ってみようではないか!
毛彫りタガネで・・・・
いくぞ!!
ババァァン!!!
・・・・・うん。
・・・・・・・わかってる。
・・・・・練習してないんだから上手くなるわけないよね
・・・・・・奇跡も魔法もないんだね。
一応この企画の趣旨を再度説明しますと、彫金における彫りを、初心者朝白屋が体当たりでレポートし、読者の皆様に笑われながら成長しようという企画です。
ワックス使ったアクセは初心者じゃないんだからね、皆買ってよね!
線もがたがた、深さも不均一、さて、どうしたもんか?
そこで朝白屋は考えました。
タガネが悪いんじゃないか?ってね。
もしかしたら完成しているタガネならすいすい彫れるんじゃないかってね。
そこで、
じゃじゃーん!
買っちゃいました、超硬の毛簿りタガネ、研磨もされてつるっつるである。
プロに作っていただいたこれを使えば!!
いくぞ!!!
・・・うん。
・・・・・・そうだよね。
・・・・・・・私って、ほんとバカ。
練習あるのみですよね。すいませんでした!
ただ、彫ってできた溝を見ていただきたいんですが、
右が私が作ったタガネで彫ったもの。
左がプロに作って頂いたもの。
左が明らかにきらきらしてるのがわかりますでしょうか?
教本にタガネの研磨が彫り味に影響するって書いてたんですが、まさにこれのことですね。
つまり、掘り進めるタガネの刃先がざらざらだと金属を荒らしながら彫ってしまうってことです。逆にタガネが丁寧に研磨されていると彫られた金属も荒されることなくきれいな面になるってことですね。
これは勉強になった。タガネの研磨がまだまだ足りないって事だから、ある意味道具が悪いってのは正解でした。まだ彫る段階じゃないって事か!
ちくしょう!!もっと研いでやるぞ!!
堕落
作業部屋でボーっとしている。
仕事をしていないわけではない。
ワックス原型を業者に送ったのだ。
説明すると、ロストワックス法でアクセサリーを作る際にまずワックスで原型を作り、それを鋳造という工程を経て金属へ置き換えるのだがこの鋳造という作業が自宅では出来ず、業者へ送る事になるのだ。
ワックス原型が金属になって戻ってくるまでおよそ一週間。
えぇ!鹿児島ですからね!!輸送に計4日程かかるんですよ!鹿児島ですからね!
くらえ!さつまあげ!!
ところで鹿児島ではさつまあげのことをつけあげと言います。理由は知らぬわ。
そんな訳で作業がストップしてる訳です。
別に新しい原型を作ればいいんですが、どうも集中出来ない。
どうやら自分の中では作業ラインが一つの様です。鋳造に出した原型のラインを走っている様で、新たなラインを追加できない様です。これはいかんですよ。修行しなきゃね。
でも心は何かしなきゃなぁ、と思っている様子。しかしあまり作業には集中出来ない。
その折衷案としてなにもせずぼけっと作業部屋の椅子にすわっているのです。
ツタヤで借りてきた漫画のヒミズなんかよんじゃってます。
古谷実先生の世界は唐突に人が死んでしまうので怖いです。
普通の顔した狂人がごろごろいるのでこんな世界には生まれたくないなと思いました。
う~ん、駄目ですね、脳が停止してます。寝よ。