ゼロから始める彫金講座 ～タガネ製作編①～
改めてこの彫金講座の趣旨を説明しますと、彫りや彫り留めの技術に憧れた朝白屋が、一から独学で取り組む様を余すところなく見て頂こうというものです。
当然彫りは初心者ですし教えを乞う人も身近にいませんから間違った事を書くかもしれませんのでなにとぞご容赦ください。生温かい目で見守ってくださいませ(*´∇｀*)
ちなみに、普段はロストワックス法でアクセサリーを作っておりますんで、こちらもよろしくお願いしま～す。
さぁ！！今回からはいよいよ彫りの命、タガネを作っていきます。
しこたま種類のあるタガネですが、まずは毛彫りタガネから！！
文字通り毛の様に細い線を彫るための物です。基本的なタガネですな。
今回使う道具はこちら！
青タガネのカブです、この記事でも触れたようにカブには赤と青があって青の方はハイスと言われる硬い素材です。ヤスリでは削れないので通常はグラインダーなんかで削るんですが、私はこれで削りました。
でで～ん、ダイヤモンドディスクです。
普通は何かをカットする時にリューターに装着して使用するのですが、これの面の部分にもダイヤモンド砥粒がついているのでそこで削ります。
こんな感じで、
さて、まずはカブをよ～く見てみます。
きちんとした四角ではないです、ほんとにラフな状態なのでまずはこれを整えます。
しゃしゃーっと削って
はい！これでぴしっとした面が出ました。ここからスタートですな。
ほいで毛彫りタガネの形ですが
こんな感じです。それぞれの方向から見た形ですね、横から見た所に上刃、下刃とあるこれを作っていきます。
まずは
下刃の青部分を
削る！
こんな感じ！
お次は下刃の緑部分
おりゃぁ！！
せいっ！！
次！！赤の上刃！！
あれ・・・下刃のカーブがないですな・・・
もう一度調整！！すると・・・
かけた！！！マジすか？こんな事あるんだな・・・
気を取り直して削り直し！
分かりにくいですけど見たまま下が下刃です。
真下からの図
よしよし、こんな感じかな。
まずはこんな感じで形を整えます。
このあと砥石を使って研いで行きますが、思った以上に長くなったので続きはまた次回！！
