天然石の研磨
ゴジラ展に行ってきました。
思えば幼少のころ、母親にゴジラVSビオランテに連れて行ってもらい、とても子供向けとは思えないビオランテのビジュアルに薄暗い映画館で震えたものです。
VR体験ができるコーナーがあったので喜び勇んで列に並びます。
でっかいゴーグルのような装置を装着するとすぐ映像が流れました。
なんじゃこりゃ!!!
めぇぇっちゃ怖い!!
映像的にはゴジラがゆっくりとこっちに迫ってくるだけなんです。
映像の解像度も大してよくありません。
ですが、確実に目があいました。目が合ってこっちに向かってきました。
どんどんどんどんせまってきて、やばいやばいやばい、やられる!!
と思ったところでゴジラが蹴っ飛ばした岩がこっちに飛んできて終わり。でした。
いや~、初VR体験でしたがこれはとんでもねぇ技術ですな、あぁ怖かった。
お土産はゴジラの焼印入り金生饅頭。
鹿児島人なら誰でも知っている百貨店「山形屋」
そこで売られている金生饅頭がゴジラ仕様に!!鹿児島でもこんなことするんだなぁと嬉しくなりました。
さて、朝白屋では天然石を使ったアクセサリーを販売しているわけですが、天然石は研磨された状態で仕入れることもあればタンブルという大きな塊を削りだしてルースを作ることもあります。
今日はルースの形態に削りだした状態をどのように仕上げるかを紹介します。
削りだしはまた次の機会に紹介しますね。
・朝白屋販売中
今回使用するアマゾナイト、緑の石ですね。最初はこのサイズ。
これが削りだしが終わったアマゾナイト。表面がざらざらで非常に荒いです。
これを磨いていくのですが使用する道具は耐水ペーパー、これだけです。
石を磨くのに、はっきり言えばそんなに技術はいらないと思います。
必要なのは根気、これです。
今回使用した耐水ペーパーは8枚。#240から#2000まで。一応説明すると#240が砥粒が荒く、#2000が細かいです。荒いものから徐々に番手を上げて細かいものを使っていきます。
#240
まだ荒いです。
#400
少し均されてきました。
#600
この段階で少し光沢が出てきます。
#800
#1000
表面が白くなっているのは光沢が出て光を反射するようになったからです。
#1200
#1500
#2000
今回はこれで完成!
#1000から#2000くらいは写真だとあまり変わってないように見えますが手触りが全然違います。#2000はもうつるっつるです。
ビフォー
アフター
全然違いますね。
磨き方は単純です。水をつけながらただただ石の表面に耐水ペーパーを当てるだけです。
本当に技術はいりません。必要なのは根気!一つの工程で2、30分はかかりますがそれにめげず磨き終えた際の達成感はひとしおです。
さて、きれいに磨けたのでこれを使ってアクセを作ろうかね。
本日はここまで!