堕落
作業部屋でボーっとしている。
仕事をしていないわけではない。
ワックス原型を業者に送ったのだ。
説明すると、ロストワックス法でアクセサリーを作る際にまずワックスで原型を作り、それを鋳造という工程を経て金属へ置き換えるのだがこの鋳造という作業が自宅では出来ず、業者へ送る事になるのだ。
ワックス原型が金属になって戻ってくるまでおよそ一週間。
えぇ!鹿児島ですからね!!輸送に計4日程かかるんですよ!鹿児島ですからね!
くらえ!さつまあげ!!
ところで鹿児島ではさつまあげのことをつけあげと言います。理由は知らぬわ。
そんな訳で作業がストップしてる訳です。
別に新しい原型を作ればいいんですが、どうも集中出来ない。
どうやら自分の中では作業ラインが一つの様です。鋳造に出した原型のラインを走っている様で、新たなラインを追加できない様です。これはいかんですよ。修行しなきゃね。
でも心は何かしなきゃなぁ、と思っている様子。しかしあまり作業には集中出来ない。
その折衷案としてなにもせずぼけっと作業部屋の椅子にすわっているのです。
ツタヤで借りてきた漫画のヒミズなんかよんじゃってます。
古谷実先生の世界は唐突に人が死んでしまうので怖いです。
普通の顔した狂人がごろごろいるのでこんな世界には生まれたくないなと思いました。
う~ん、駄目ですね、脳が停止してます。寝よ。